介護職員初任者研修も半年目


介護職員初任者研修の資格を取得してもうすぐで半年。ホームヘルパー2級から、介護職員初任者研修課程 講座に変更になり、すぐに資格を取得しました。私が訪問介護をするお宅には、認知症の高齢者がたくさんいます。認知症とは、物忘れがひどくなったり、物事の記憶があいまいになったりする病気ですが、それだけに介護する側としても予測事態の出来事が起こることが少なくありません。

先日、ホームヘルパーとして訪問した時の事です。80歳くらいのおばあちゃんが「雑誌を取ってくれ!」というので探してみた所、どこを探しても雑誌は見当たりませんでした。どうしたものか、と思いながら視線の先を覗いてみると、そこには茶筒がありました。

おばあちゃんが望んでいたものは、雑誌ではなく茶筒だったようです。すぐに茶筒を渡すと、とても機嫌が良さそうに笑っていました。ここで話は終わりません。私が目を話したスキに、なんとおばあちゃんは茶筒にお湯を入れ始めました。急須にお湯を入れると思ったのに・・・幸いやけどなどの大惨事に繋がらなくてほっと一息。

ここでヘルパーが、ダメ!とかコラ!とか何やってるの!とか・・・認知症のおばあちゃんに大きな声を出して叱ってしまうと、驚かせて混乱させてしまいます。ここでは慌てず、騒がずをモットーに、おばちゃんありがとうね。後は私がやりますから大丈夫ですよーとお湯の入った茶筒をキッチンに運び、気付かれないように捨てるのが良いと思います。今回の事件は、おばあちゃんが悪いのではなく、一瞬とは言え目を離してしまった私のミスなのです。確かに驚きはしましたが、私にお茶を入れようとしてくれたおばあちゃんの優しさですから、何だか変な話ではありますが、とても嬉しい出来事でもありました。

このように認知症の患者さんは思いもよらないような行動をします。本当、介護職員初任者として、お宅を訪問介護していると、驚きの連続であり、学びの連続でもあります。しかし、そこまで深刻にならずに、「なるほど、今日はそう来たか」というくらいの軽い気持ちで仕事をするように心掛けています。深刻になってもしょうがありません。面白がって、明るく仕事をすることこそが、ホームヘルパーの心得でもあるのではないでしょうか。

あなたの親や旦那、奥様、家族もいずれは、認知症になるかもしれません。しかし、決して驚いてはいけません。心の準備も大切です。そうすれば、ある日突然そんな日がやってきても、平常心を保つことが出来るでしょうし、介護に備えることも出来るのではないでしょうか。