介護職員初任者研修の成り立ち


介護という行為は、元々看護師が行なっていました。このため、介護を専門とする介護職員初任者やケアマネジャーの資格が作られた時に、看護の領域は、介護は看護の一部といった声も聞かれました。

高齢社会が進み、看護の中で実施される介護から、介護自体を専門的に行う人材が求められるようになり、看護師のような形で、
介護福祉士やホームヘルプサービスを主として行う介護職員初任者などの介護職が誕生、養成施設や資格取得のための研修が新設されるようになったのです。

看護の理念はあくまで健康であり、実際にその活動は病気の疾病予防、さらにはがんなどの末期の人々に対するターミナルケアなど、幅広い領域で看護が活躍していて、人々の健康や健康的な生活のサポートを行っています。予防に関する看護を公衆衛生看護と呼び、病後の生活には在宅看護が実施されます。

また、地域との関連で位置づけたものを地域看護と呼びます。看護という場合、通常のイメージでは、病院や診療所で見られる「医療の中での看護」が想像されると思いますが、実際の看護はさらに幅広い領域で行われているのです。

介護職員初任者が実施する介護の種類には、見守り・指導・助言・介助などがあります。

この中でも指導や助言は、病気の予防やターミナルケアにおける本人や家族に実施されるものであり、介護は看護の一部といえるのはこの辺の所以もあるといえるでしょう。